現地研修A  博多湾を中心としてマリンワールド

博多湾を中心としてマリンワールド(定員40名)

※催行決定しました。多数のお申込みありがとうございました。


概要:マリンワールド館長の、高田浩二氏によるガイドのもと、「教育現場としての水族館」という観点からのレクチャーを受けます。

 博多湾とは、福岡市東区北部の海ノ中道・志賀島と糸島半島北端の西浦岬に抱かれた内湾を指します。湾口に玄界島、湾内に能古島があり、湾口部には岩礁が点在しています。湾奥の北東部には和白干潟が広がります。世界的な絶滅危惧種であるヘラシギ(IUCN,Critically Endangered;差し迫った絶滅の危機)、カラフトアオアシシギ(IUCN,Endangered;絶滅の危機)、クロツラヘラサギ(IUCN,Endangered;絶滅の危機)にとって、博多湾は重要な中継地・越冬地であることが明らかにされています。湾奥南部は古代から「那津(なのつ)」とよばれ、大宰府の外港として機能していました。現在でも博多港は特定重要港湾になっています。海ノ中道・志賀島や糸島半島沿岸は玄海国定公園に属します。志賀島は、1957年、後漢の光武帝が日本の倭国の王に与えたとされる金印が江戸時代に発見された島として有名です。(博多湾 googleMap
 マリンワールド海の中道は、博多湾東岸にある水族館です(正式名称「海の中道海洋生態科学館」)。1994年に博多湾に漂着したメガマウスのホルマリン標本が展示されているほか、「対馬暖流」をテーマに熱帯から温帯、寒帯の魚350種類20,000点を暮らしぶりそのままに見ることができます。 平成17年に起きた福岡県西方沖地震でアシカ飼育舎が被災した際、飼育動物の多くが外因性ショックから立ち直るのに時間がかかりました。このため、ショーからリタイアしたアシカが安心して過ごせて、来場者もふれ合える事を目標にした施設「かいじゅうアイランド」が2009年に完成しました。開業から一ヶ月余りした20095月にゴマフアザラシが出産をしています。


「水族館は教育施設である。」という理念の下、開館以来教育・研究活動に力を入れています。映像・音響機器を多用して展示や解説の充実を図る一方、館内外における体験学習プログラムや出張講話も積極的に行っており、近年では水族館と学校をテレビ電話やインターネット回線で結んだ「遠隔授業」を行ったり、携帯電話やPDAを活用した学習環境を整備するなど「水族館の情報化」を推進しています。


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