記念講演のご案内




日本生物教育会第69回福岡大会記念講演


講演主題(テーマ):海洋のいきものたち(海洋生物の生態と環境)


日時:平成26年8月6日(水) 11:00~12:30(90分)    



会場:西南学院大学 ランキンチャペル 
                                     なかむら いくお
講師紹介:水中写真家 中村 征夫 氏  



1945年秋田県昭和町(現・潟上市)生まれ。19歳のとき神奈川県真鶴岬で水中写真を撮るダイバーに出会い、独学で水中写真を始め、31歳でフリーランスとなる。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取り組む。沖縄の開発によるサンゴ礁の滅亡や白化問題、諫早湾の干拓はじめ、海の環境問題に対して映像と文章で訴え、報道番組で生中継を担当するなど、「海の報道写真家」として活躍。出版物、テレビ、ラジオ、講演会とさまざまなメディアを通して海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている。

1988年木村伊兵衛写真賞、2007年土門拳賞ほか受賞多数。

2006年個展「海中27000時間の旅」(東京都写真美術館)、2008年「命めぐる海 都会の海から聖地の海へ」(日本橋・三越本店)を開催、全国に巡回する。
20 09年秋田県潟上市にフォトギャラリーブルーホールを開設。2010年「世界一の珊瑚礁」(渋谷・東急本店)、2013年キヤノンギャラリーS 10周年記念展「Magic of the blue」、「ひさかた」を開催。

サラダコーラル             カスリハタ
  コブシメ               オオカミウオ

 photo by Ikuo Nakamura  中村 征夫氏オフィシャルホームページ http://www.squall.co.jp
 
                                                           のじま さとし
元九州大学理学部付属天草臨海実験所 准教授 野島 哲 氏 

広島県生まれ。山口大文理学部理学科(生物学専攻)卒。70年ごろ、大学の洞穴研究会の活動で沖永良部の洞穴探検に行き、サンゴ礁に出合う。サンゴに群れる熱帯魚の様子に感動し、海洋生態学の研究を志す。九州大学大学院修了後の75年、海洋動物の系統分類、生態学研究を目的とする同大学院理学府附属天草臨海実験所に助手として入り、92年に助教授。苓北町富岡在住。


研究テーマは、造礁サンゴの個体群動態と群集動態(キーワード:サンゴ礁、造礁サンゴ、個体群動態、群集動態)。天草周辺海域の多くのサンゴを中心とした海洋生態学の研究。他にモーリシャス国におけるサンゴ礁の被害特性及びリスク評価の研究、モーリシャスのサンゴ礁の現状調査、サンゴ礁域の陸上と海洋の生態系管理にかんする住民・研究者・自治体のコラボレーションシステムの構築に関する研究など海外でも活躍。



 
お二人に思う存分、海の魅力を語って頂きます。